カーネルの再構築


参考文献
パワーアップFreeBSD(技術評論社)

カーネルの再構築をするための設定や方法を、簡単に書きます。

Kern-Developerを選択してインストールしてある場合には、カーネルのソースがインストールされていますので、そのソースに手を加えるような感じで、編集していきます。
まず、以下のようにコマンドを打ち込んで、ソースが格納されているディレクトリに移動してから、GENERIC(標準のカーネル)のソースを好きな名前(ここではMYKERN)にコピーして編集します。
hoge# cd /usr/src/sys/i386/conf
hoge# cp GENERIC MYKERN
hoge# ee MYKERN

カーネルを編集し終わったら、ソースの中で以下の箇所を、新しいカーネル名に変更します。
ident	GENERIC
	↓
ident	MYKERN

/usr/src/sys/i386/confのディレクトリの中にいる状態で、以下のようにコマンドを打ち込めば、カーネルの再構築が始まります。
CPU486程度のパソコンの場合、3〜4時間は掛かりますので気長に待ちましょう。(^^;;
hoge# config MYKERN

Don't forget to do a ''make depend''
kernel build directory is ../../compile/MYKERN

hoge# cd ../../compile/MYKERN
hoge# make depend; make



カーネルの再構築が終了したら、そのままの状態で以下のように打ち込みましょう。
カーネルが置き換わります。
hoge# make install

尚、GENERIC(標準)のカーネルを使用したい場合には、起動待機時(起動時にカウントしているとき)に、Enter以外のキーを押して、以下のようにコマンドを打ち込みますと、GENERICのカーネルがロードされます。
unload
boot /kenerl.GENERIC

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